たけぼうの米国株・ETF投資日記

平成生まれのサラリーマンが米国株投資でアーリーリタイアするブログ

送りバント精神が日本企業を滅ぼす

日本人は送りバントを異様に持ち上げます。「チームのための自己犠牲」とかなり肯定的に見られます。しかし、果たしてそうでしょうか?

送りバントは、アウトを一つ献上する代わりにランナーを進め、次打者に託す戦術です。一見、チームのためになっているように見えますが、ものすごく意地悪な見方をすると、「自分でランナーを帰すという責任を放棄して、次の打者に責任を押し付ける戦術」とも言えます。送りバントが有効なのは、次打者の能力の方が遥かに優れているときです。

 

さて、仕事に置き換えると、送りバントとはどういう行為でしょう。自分で決定することを放棄して、誰かに決めてもらう行為です。自分より遥かに優秀な人がいるなら、自分で決めず、その人に決めてもらうというのは理にかなっているかもしれません。ただ、あなたの職場を思いおこしてみてください。個人、個人の能力に、明らかな差はあるでしょうか?ないと思います。一部の人を除き、だいたい同じくらいの能力だと思います。そんななかで、送りバントを多用されるとどうなるでしょう?誰も決めないため、仕事は進まず、時間だけが過ぎていくでしょう。野球で送りバントをすると、アウトカウントが増えますが、仕事に置き換えると、時間を消費することになります。

時は金なりと言いますが、本当に金なりです。他社よりも早く製品を開発し、早く市場に出さなければ競争に勝つことができません。特許も早いもの勝ちです。せっかく開発した技術も、他社に先に出願されれば、使えません。それまでの開発費は全て無駄になります。

 

大手電機メーカーは中国、韓国企業にすっかり抜かれてしまいました。私は彼らと関わる機会があるのですが、彼らはスピードをかなり重視しています。彼らに勝つためには、送りバントで時間を消費させてる場合ではありません。「アウトにならない」=「時間を消費しない」です。これからの時代、アウトカウントを増やさないで、チャンスを拡大、チャンスを物にすることが求められます。つまり、ヒッティングです。自分で決める行為です。送りバント精神が抜けない限り、日本企業が世界で勝つことはないでしょう。