いい男の株式投資やらないか

平成生まれのいい男が株式投資を実践するブログ

シーゲル派に投げかける。なぜ、グローバル投資は実践しないのか?

株式投資第4版は名作です。

シーゲル教授は結論として以下のポートフォリオを提示しました。
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半分はインデックス運用。しかもそのうち40%は非米国投資を推奨しています。

米国株ブログ村、シーゲル派投資家の典型的なポートフォリオ

高配当株=100%

だったり、
株主還元意識の高さを重視し、米国ONLYなポートフォリオも多いです。


◇成長の罠を強調しぎた?
高配当ONLY、米国ONLYが悪いと言いたいのではなく、
なぜ、一部分の戦略のみ採用するのだろう?
と単純に疑問を感じるわけです。

シーゲル教授が成長の罠をかなり強調して書いているからだと思います。

第4版の発行時期はITバブル崩壊の後です。ドットコムとつけばなんでもありでした。
個人投資家が同じ過ちを繰り返さないように、強調したのだと思います。

市場の期待を上回る業績をあげる銘柄

が長期投資の答えで、高配当株のグループに高い確率で
答えが存在していたのです。

◇成長の罠は新興国にも飛び火
GDP成長率、貿易収支、インフレ率。経済的に優秀だった中国のリターンが低く、
通貨危機もあった南米諸国のリターンが高くなっています。

GDP成長率が高くても、株式投資のリターンが低くては意味が無い
新興国投資はダメだ。」と、一度読んだだけでは思うでしょう。

しかし、それでは表面的すぎます。
大事なのはバリュエーションです。中国株のリターンが低かった原因はバリュエーションが割高だったからです。

通貨危機が起きた南米諸国のリターンが高くなるのは当たり前です。誰も期待していないのだから。
通貨危機で暴落した時に買えば、為替が戻るだけでかなりのリターンが見込めます。
しかも、ものすごいインフレになるので、実物資産が暴騰するのも当然です。

新興国株投資でも「市場の期待を上回る成長をする国」が正解なのです。

◇シーゲル教授は2017年初頭から新興国に強気

シーゲル教授は新興国に強気でした。
それは2017年初頭から変わりません。
1月に雑誌を立ち読みした時にインタビュー記事を見ましたが、新興国に強気でした。

一方で米国株は割高ではないとしていますが、割安とも言っていません。

なぜ、シーゲル派と名乗りながら、高配当戦略のみを実施し、グローバル投資は実施しないのか疑問です。

世界経済の主役が米日欧から、中国、インドに戻っていく事から、国際分散投資を推奨しています。

(あえて、僕が戻っていくと表現したのは欧米諸国が先進国になったのは産業革命以降で、それ以前の最先進国はアジア諸国だったからです。)
(16世紀まで遡ると、最大軍事国家は日本であったし、13世紀まで遡れば、最大の帝国はモンゴルでした。)
(更に遡れば、先進国は中東だったし、4大文明は黄河、長江、メソポタミア、インダスと欧州、米国はありません。)

成長の罠にはまらないために、非米国への投資は、時価総額の大きい企業への投資を勧めています。
新興国の代表企業は「時価総額の大きい企業」という条件を既に満たしています。
アリババ、テンセントはTOP10に入っているし、サムスン電子も13位。TSMC時価総額INTELを上回っています。

シーゲル教授は現代ポートフォリオ理論の見地から、インデックス運用部分はより幅広く分散されたETFを推奨しています。
だから、VOOやIVVではなく、VTIを推しているし、米国外企業への投資も推奨しているのです。

S&P500採用銘柄はグローバル企業が多く、半分は米国外の売上です。
しかし、世界に占める米国経済の割合は25%ほどで、75%は米国外です。
やや分散が足りていないと言えます。

シーゲル教授はバリュエーション、グローバル、分散によるリスク低減を述べているのに、
割安な新興国へのグローバル投資をせず、割高な米国高配当株のみに集中投資するのか・・・。
(僕も新興国投資は最近になってからですが・・・)

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