いい男の株式投資やらないか

平成生まれのいい男が株式投資を実践するブログ

有名投資家の形だけを真似してもダメだぞ

僕は新興国株にオーバーウェイトしています。
こんな事を書くと、「お前が新興国株に傾倒しているのは
レイ・ダリオ氏やガン・ドラック氏が新興国株にオーバーウェイトしているからだろう。」

と言われるかもしれません。
まぁ、確かにそれも理由の一つです。でもそれだけではありません。

金利の動き、貿易収支、原油サムスン、SK-hynix、TSMCの設備投資状況から、
新興国株の方が米国よりも強いだろうなと思っているという方が理由としては強いです。

あと、形だけを真似るのが悪いのであって、その背景について理解していたり、自分なりの意志決定プロセスがあれば、マネは良い事です。

◇あなたが落合のモノマネをしても、三冠王にはなれない。
分かりやすく(?)野球で例えます。
落合の神主打法をそっくり真似ても、三冠王にはなれません。
落合がなぜ、あのフォームに辿りついたのか、打席では何に気をつけているのか。

など、落合の全てを理解して、モノマネが自分の物になるのです。

◇スタイルのコンセプトを理解する。なぜ、そうしたのか?
落合の現役時代、20代前半だった松井秀喜は、「落合の打撃を形だけ真似しても意味が無く、
コンセプトを理解しなければ、自分の中に取り入れることが出来ない」と思ったそうです。

また、松井秀喜いわく、落合とバリーボンズの打撃コンセプトは同じだそうです。

どちらも「出来るだけ引き付けて、打つ」事を考えています。
落合の書籍にも書いています。
バリーボンズのバッティング練習を見れば、彼が引きつける事が出来る限界を見極めているのがわかります。

引き付けて打つためには、スイングの始動を出来るだけ遅くする必要があります。
しかし、振り遅れたら意味がありません。
スイングの始動を遅くしても、振り遅れないためには、スイングスピードはより速く、バットの出はよりスムーズにする必要があります。

落合はバットの出を良くするため、神主のように構えました。
ボンズは、スイングスピードを速くするため、重心がぶれない様にどっしりと構えています。

フォームは全く違う落合とボンズですが、やりたい事は同じなのです。


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投資に例えれば、
バリュー投資とグロース投資は正反対のスタイルですが、目的は資産を増やす事です。
だから、損失は絶対避けたい。

損を出さないために、バリュー投資では安全の糊代を重要視するし、
グロース投資はトレンドを重視します。

やり方は違います。でも、やりたい事は共通しているのです。

◇B太郎氏の真似はしない方が良い
僕もB太郎氏の真似をしようと思いましたが、やめました。
また、B太郎氏本人も、彼の真似ではなく、S&P500 ETFを買えと言っています。
真似しない方が良いのは、企業分析能力の高さと、強靭な精神力が必要だからです。

彼の投資手法を真似をし、自分の物にするためには、少なくとも以下の条件が必要です。

・暴落に耐えられる強い精神力
・資産が暴落しても大丈夫な収入源がある
・個別企業の財務表を読み解く力
・悪材料でも狼狽売りしない、強い精神力
・効率的市場仮説を理解できる金融リテラシー

B太郎氏は日本の小型株で成功した後、今のスタイルに変わっています。
日本の小型株はボラリティが大きいので、ストレスが凄かったでしょう。

それと比べれば、今のB太郎10種による投資は精神的にかなり楽なのではないでしょうか?
ディフェンシブ株主体なので、暴落の幅も市場平均並か、やや少ないくらいです。
月50万円も投資に回せるエリート、高給取りなので、資産価値の暴落も怖くないでしょう。

彼の個別企業の選択が正しいかは10年くらい経たないとわからないですが、
マクドナルドの食品偽装問題でも、辛抱強く買い増していたように、
個別企業の財務表を読み解く力ももちろんあるだろうし、IBMをホールドしているのも
根拠があってやっているのでしょう。

効率的市場仮説では全ての材料は瞬時に株価に織り込まれ、他人を出し抜くことが出来ないわけですが、
それでも、「時価総額平均のインデックス投資の弱点。より割高な銘柄を買ってしまう。」を避け、
割安な銘柄を買うように工夫がなされています。

もっといろんな要素があるとは思いますが、少なくとも僕に理解できるのはここまでです。
これらを理解しないと、彼のスタイルを自分の物にする事ができません。

◇と言いつつも、真似から入るのが簡単
真似を否定してきましたが、学ぶの語源はまねる→まなぶとも言います。
真似から入るのは手っ取り早い学習方法ですし、即効性もあります。
野球の例をまた出しますが、
阪神に坪井という選手がいて、1年目でいきなり3割を超える打率を残しました。
バッティングフォームは振り子打法イチローの真似です。
このように、真似は即効性があります。

でも、坪井選手はイチローのように首位打者の常連にはなれませんでした。
そして、イチローはいつの間にか振り子打法を止めていました。
真似したスタイルを自分の物にし、昇華させるためには、スタイルの背景、コンセプトを理解し、自分なりに消化する事です。
そのためには、多大な考察、努力、時間が必要です。

努力を惜しむなら、バフェット氏やB太郎氏が言うように、
S&P500ETFを何も考えずに積み立てるのが一番良いかもしれません。


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