いい男の株式投資やらないか

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お金の流れが変わった?でも新興国株は大丈夫だと思う

この記事の結論:新興国株は今の下落が仕込み時

先週から明らかにお金の流れが変わっています。
一言で言えば、ドル高です。

ドル高では新興国株はアンダーパフォームし、
日本株、欧州株がアウトパフォームしやすくなります。

これはリスクの高い新興国から、米国に資金が引き上げられるためで、
器の小さい新興国市場は株安、通貨安になりやすいです。

一方で、ある程度の器がある、日本、欧州先進国の株式市場は、輸出関連企業の業績↑で、アウトパフォームします。
また、米国株はグローバル企業の業績↓で弱めになります。

5日間のチャートを示します。

EWJ(水色):日本
VTI(青):アメリカ
VGK(ピンク):ヨーロッパ
VWO(紫):新興国

日本>ヨーロッパ>アメリカ>新興国
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となっている事がわかります。
ドル高が進んだので、現地通貨ベースではもっと上昇しています。


◇新興国株投資家は心配する必要は無い
ここから新興国株のダウントレンドが始まり、
日本株が第2のアベノミクスで暴騰するかと言えば、そんな事は無いと思います。
その根拠が、以下のチャートです。

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米国長期金利は下落しています。
FOMCでのバランスシート縮小を織り込んで、長期金利が上昇しましたが、
やっぱり米国経済はやや疲れているのか、ダウントレンドを抜けるほどではありませんでした。

◇通貨高を望む国はいない
通貨高を望む国はいません。少なくとも先進国には。
ハイパーインフレで苦しむ新興国だけです。自国通貨高で得するのは。

米国の思惑としては、欧州と日本が量的緩和を継続するうちに、量的引き締めを開始し、ババを引かせたいだけです。
なぜなら、その方が次の量的緩和がより効果的になるからです。
ドル高は、円安、ユーロ安を導き、日欧のインフレ率が上昇してしまいます。
ドル高になればなるほど、日欧の金融正常化が近づき、引き締め量が少なくなってしまいます。
FRBは、日欧の緩和状況を見ながら、FRBのバランスシート縮小量と、日欧の債券買取量が釣り合う様にし、
為替がドル高に傾き過ぎないように、ハト派発言を交えて、市場をコントロールしようとします。
(経済指標を見て、インフレ圧力が弱ければ、量的引き締めの停止も考えても良い)といった発言です。
実際に量的引き締めを停止する気は無いのですが、停止するそぶりを見せるだけです。
こうする事で、金利は下落します。米金利下落は、ドル安、円高、ユーロ高を導くので、
日欧のインフレ率が低下し、金融正常化を遅らせる事ができます。

◇新興国株は今が仕込み時かもしれない。
ドルがボックス圏にあるのなら、パフォーマンスを決めるのは為替でなく、内容になります。

為替が安定していれば、単純に金利だけで割安、割高を判断できます。
株式を全て益利回りで表記します。
こうすることで、債券と比較できます。

米国10年債:2.2%
米国30年債:2.8%
米国株:4.5%
日本株:6.3%
欧州(ユーロ圏)株:5.5%
新興国:6.4%

株式は債券と比べるとまだまだ安く、魅力が薄まってきたものの、避けるほどでは無いと言えるでしょう。
また、米国株の割高さが際立ちます。
以上より、日本、欧州、新興国がアウトパフォームする展開が想像されます。

個別国では、利下げ中のロシア、ブラジルが良いと思います。

ロシア10年債:7.6%
ロシア株:12.5%

ブラジル10年債:9.6%
ブラジル株:6.9%

利下げをすると、金利が下がり、株式と比較した時の国債の魅力が薄まります。
すると、新規資金は株式に集まりやすくなります。
以上の事から、利下げ中の国は株高になりやすいです。

という事で、新興国株は強気で良いと思います。