いい男の株式投資やらないか

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iFree S&P500インデックスファンドを斬る

有名投信を斬ります。
今回はiFree S&P500インデックスファンドを斬ります。

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ETFのコストがゼロになった場合、最も苦しいのがこのインデックスファンドになります。
詳細を見ていきます。

◇内容

ベンチマーク:S&P500
信託報酬:0.24%

組み入れ銘柄比率TOP10
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◇分析

見てみるとわかるように、IVVが組み入れ比率No.1です。
そして、先物を使っています。

大きな資金流入が無いのに、500銘柄全部買い集めると手数料負けしてしまいます。
そこで、ETFと先物を使う事でお茶を濁しているのです。

さて、気になる実質コストはどうなるのでしょうか?
iFreeシリーズの実質コストを見てみましょう。

S&P500は設定されてから日が経っていないので、実質コストはわかりません。
なので、先進国株式を見てみます。

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1万口当たり、信託報酬とは別の費用が13円かかっています。
つまり、実質コストは信託報酬+0.13%です。

実質コスト=0.243%+0.13% = 0.373%となります。

米国での配当課税は10%なので、配当課税も含めたコストは、
配当利回り2%とすると、0.573%です。

これは正直高いです。

課税口座でETFを買った時の配当課税を考慮したコストは0.44%です。

S&P500にインデックス投資をしたいなら、VOOやIVVを買ったほうが良いです。

◇アメリカ株に投資したいなら、やっぱり楽天の方が良い。

対して楽天全米株式インデックスファンドの配当課税も含んだ実質コストは0.46%くらいになります。
S&P500ETFのIVVとVTIのチャートです。
IVV:赤、VTI:青
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対して変わらないことが分かると思います。

S&P500指数は米国市場の85%をカバーします。
一方でVTIは98%です。
VTIの動きの内85%はS&P500で、15%が小型株です。
ほぼ一緒の動きになるのは当たり前です。

しかし、S&P500は500銘柄しかないため、VTIには無い弱点があります。

なので、僕はVTIの方が優れていると考えています。

S&P500に新規採用される銘柄が発表された時、機関投資家はどのような行動を取るでしょう。
機関投資家は新規採用銘柄を思いっきり買います。
なぜなら、S&P500インデックスファンドから大量の買いが入ってくるのが分かっているからです。
機関投資家の大量の買いで、適正価格から大きく上方乖離した値段になります。
その後、S&P500インデックスファンドからの買いが入ります。ここで更に暴騰します。
そして、指数に組み入れられたその日に、機関投資家が大量の売りを行います。
S&P500インデックスファンドは思いっきり高値づかみをさせられ、その後の暴落に付き合わせられるのです。

これがS&P500指数の弱点です。
以下は日経平均に採用されたエプソン(6724)のチャートです。8/1が指数に組み込まれる日です。
7/31まで暴騰し、8/1に急落している事が分かります。
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VTIは時価総額の98%をカバーしているため、こんな事は起こりません。
S&P500採用に伴う暴騰、暴落はVTIには関係のない話です。
もともと組み込んでいるのだから。

という事で、アメリカにインデックス投資をするのなら、IVVよりVTIの方が優れていると思うし、
iFreeS&P500よりも楽天全米株式の方が良いです。