いい男の株式投資やらないか

平成生まれのいい男が株式投資を実践するブログ

円のハイパーインフレには懐疑的①

◇本当に円は暴落するのか?

日本国債および円の大暴落。
円安・ドル高で1ドル=200円時代の到来。

f:id:takeboww:20171023131838j:plain

よく煽られますが、こんな事起こりうるのでしょうか?

僕はそのような極端な事は起きないと思います

日本国のファンダメンタルを見てみましょう。

◇日本の経済・財政状況

GDP成長率0.99%世界155位
経常収支191.02 (10億ドル)世界3位
外貨準備高1233.10 (10億ドル)世界2位
政府債務GDP比率239%世界1位
ソースは世界経済のネタ帳より

政府債務がGDPの2.4倍に達しているため、日本国債は暴落する、円は暴落するとよく言われます。
しかし、経常収支は世界第3位の黒字です。
原油高により2014,2015年こそは貿易赤字だったものの、基本的には貿易黒字の国です。
貿易黒字、経常収支が黒字の国は自国通貨高圧力が働くため、通貨安にはなりにくいです。
日本が気にすべき事は、円高で輸出企業の国際競争力の低下や、通貨高によるデフレです。
ハイパーインフレとは無縁です。

◇経常収支が黒字の国は通貨安になりにくい。

経常黒字の主要因は貿易黒字です。
輸出企業は従業員に給料を払う時、稼いだドルを円に換えて払うし、税金も円で払います
この時、必ず、ドル売り円買いを行います。これは円高圧力です。

日本には常に円高圧力が働いています。

仮に150円、200円と円安がどんどん進行する状況になったとしましょう。
この時、輸出企業は莫大な利益を得ていて、法人税もたんまり払っているでしょう。
しかし、給与、税金を払うために、円買いが必ず行われます。
行き過ぎた通貨安と貿易黒字は、中央銀行がわざと通貨安を演じない限り、本国にお金を戻す事によって是正されます

通貨安のターゲットとされる可能性も低いです。
世界第2位の外貨準備高を持ち、貿易黒字で常に外貨を稼いでいる国と真っ向勝負したいですか?
誰もしたくないと思います。
日本がヘッジファンドに狙われた事はあります。
しかし、この時はリスクオフ局面でした。
日本がいくら介入しても円高になるだろうという目論見で行われています。
通貨安とは逆です。

1ドル=200円とか1000円とかいうハイパーインフレ論は荒唐無稽です。

◇為替は今後もボックス圏のままだろう。

貿易黒字でインフレ率も低いため、常に円高圧力が加わっています。
輸出企業の競争力を維持するため、為替介入を度々行ってきています。
外国為替平衡操作 - Wikipedia

放っておけば、日米のインフレ率の差から円高になるので、為替介入により円を溶かし、ボックス圏を維持しています。
理論上、自国通貨高は阻止できます。
日本は政治的な軋轢を生まない範囲で、為替介入を続け、1ドル=100円±20%を維持し続けると思います。