いい男の株式投資やらないか

平成生まれのいい男が株式投資を実践するブログ

アンダーアーマーを塩漬けしている人に「グロース株に投資をしろ」とは言われたくない

高配当株ばかり買うシーゲル派に一石を投じた人がいます。

アマゾンは年初来+60%、殻を破ってアマゾン投資

確かに、リーマンショック以来、アマゾンなど、グロース株の調子が良いです。
しかし、アンダーアーマーを塩漬けしている人に、「グロース株に投資しろ」と言われたくはないです。

JNJとPEGレシオを比べてお買い得と言っていましたが、ちょっと違うんでない?と思いました。
グロース株のファンダメンタルズ分析のやり方を説明します。

◇グロース株のファンダメンタルズ分析の正しいやりかた

グロース株はPEGレシオでファンダメンタルズ分析をします。
PEGレシオは以下の式で表されます。

EPS成長率/PER

これが1未満なら割安です。

例えば、代表的なグロース株、FANGを例のとります。

企業名 PEGレシオ
フェイスブック 1.20
アマゾン 4.58
ネットフリックス 2.31
アルファベット 1.54

グロース株は高い成長が評価され、PERが割高になります。
単純にPERを見ただけでは、成長性について評価できません。
そのため、PEGレシオを使います。

また、アマゾンのようにEPSではなく、売上成長率で取引されている銘柄もあります。
アマゾンは利益度外視で、拡大路線を取っているので、EPS成長率で評価するのは難しいです。

Price/Sales = 3.54です。
一方で、売上高成長率は+27%です。

売上成長率から見ると、とても割安だと言えるかもしれません。
もちろん、売上がそのまま利益に繋がるわけではないので、一つの目安です。

PEGレシオは利益成長率の高い銘柄を評価するための指標です。
JNJやKOなど、成長が止まった成熟企業を評価するには向きません。
成熟企業はPERや配当利回りに基づいて取引されます。

◇バリュー株とグロース株の見分け方

バリュー株はPERや配当利回りを根拠に買われます。
一方で、グロース株はEPS成長率、EPS成長を根拠に買われます。

グロース株≠高PERです。

例えば、ディズニーはグロース株的な値動きをしています。
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EPS成長率落ち込みと株価の停滞時期が一致していることがわかります。
PERは18倍程度ですが、ディズニーはバリュー株ではないのです。

一方で、バリュー株はPERや配当利回りを手がかりに買われます。
JNJの配当利回り推移と、米国の長期金利です。

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相関性があることがわかります。

長期債と比較されて取引される銘柄がバリュー株です。

まとめると、

グロース株:EPSの推移、EPS成長率の推移など、EPSの動きと株価の動きに相関が有る。
バリュー株:主に配当利回りを根拠に買われ、長期金利と配当利回りに相関が有る。

◇グロース株は決算結果が命

グロース株は決算結果が非常に重要です。
グロース株の高PERはファンダメンタルズ的にはEPS成長率で正当化されます。
チャート的にはトレンドです。

決算が予想を上回るから、買いが入り、トレンドが形成されるのです。
高PERを正当化する大元は決算結果なのです。
つまり、アナリスト予想を上回る決算でなければなりません。

アナリスト予想を上回れないグロース株はこうなります。
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グロース株は好材料だらけのものを買うのが望ましいです。
ポジティブな要因が株価を押し上げるからです。

グロース株は若い企業が多く、逆境を乗り越えた経験がありません。
なので、悪材料があると、売り叩かれます。倒産するかもしれないからです。
特に減収はレッドフラグです。その企業の成長力が完全に失われた瞬間だからです。

悪材料が多いほど買いなのはバリュー株です。
例えば、IBMです。5年連続減収は悪材料です。
投資家から見放され、低PERになります。ただ、収益力は優れているし、高配当です。
配当が株価を下支えするし、実績がある高収益企業は簡単に潰れないため、PERもある程度の水準で落ち着きます。
また、株主は長期投資家が多く、短期投資家が立ち去ると、売る人はもういません
悪材料は完全に織り込まれているので、ちょっとでも良い材料がでると株価が跳ね上がるのです

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アンダーアーマーの製品は良いと思いますが、良い製品を作っていても売れないときは売れないです。
良い製品を作っても、投資のリターンはまた別です。

◇混ぜるな!危険

グロース株投資、バリュー株投資。どちらも確立されたスタイルですが、混ぜると危険です。
特にグロース株をバリュー投資的なやり方で買うと、一発でやられます。

この株はバリュー株なのか?グロース株なのか?はとても判断が難しいです。
過去の値動きを見て、何に基づいて取引されているかを調査する必要があります。
EPS成長なのか、配当利回りなのか、PERなのか・・・。
市場が値段を決めるので、市場の値段の決め方を知る必要があります

買う前に「何に基づいて値決めされているのか」は必ず下調べしたいですね。


関連記事です。何でもそうですが、しっかり理解してから、使わないと自分の物にできません。
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