いい男の株式投資やらないか

平成生まれのいい男が株式投資を実践するブログ

アクティブ投信の末路。ひふみは伝説になれるか

◇アクティブ投信は資産規模が小さい内が花

アクティブ投信は市場平均に勝つために存在します。
インデックスファンドの始祖、ジョン・ボーグルによると、

資産額が5億ドル以下なら、インデックスファンドに勝てる。
資産額が大きくなるにつれて、パフォーマンスは市場平均に近づいていき、手数料分だけ負ける。

との事です。
(引用元はジムクレイマーの著書より)
(ジムクレイマーはその事を聞いて、新規資金の流入を断り、ファンドの規模を小さく留めておいた。)

意地悪な言い方をすると、資産額が大きくなった後は、コストの高いインデックスファンドに成り下がってしまうのです。

◇アクティブ投信の末路

アクティブ投信の末路を述べます。

資産規模が大きくなると、以下のジレンマに陥っていきます。

①自分の行動が市場に影響を与える

例えば、小型株は流動性が低いので、機関投資家が大きな買いを入れると暴騰してしまいます。
日本だとストップ高になります。

割安株を見つけて購入した時、他の投資家も続いてくれなければ、株価が上がりません。
自分の買いでその株を割高にしてしまうと、他の投資家が買いづらくなります。

割安株を自分の行動で割高株にしてしまうというジレンマに陥るのです。

②割安な投資対象にそうそう恵まれない。
もう一つの理由として、良い投資機会に頻繁に恵まれないという事です。
市場がほぼ効率的ならば、今の値段は適正価格であり、他人を出し抜くことはできないのです。

③待機資金の置き場に困りだす

自分の行動で割安株を割高株にしてしまうし、割安な投資機会はなかなか無い。
こうなると、よっぽど自信が有る銘柄にしか投資できなくなります。
何もしないと待機資金が増えてしまいます。
しかし、プロの投資家は投資をしないという選択肢は許されません

資金を現金のままにしておくと、市場平均についていけなくなるからです。
そのため、ETFをとりあえず買うという行為に出ます
これで市場平均についていけるからです。
しかし、現段階で割安な投資機会が無いのに、未来になれば割安な投資機会が訪れる保証はありません
ということで、規模が大きくなり、資金がどんどん流入してくると、ETFの割合がどんどん増え、コストの高いインデックスファンドに成り下がってしまうというわけです。

◇ひふみ投信のこれまでとこれから

日本のアクティブ投信はひふみ投信があります。
アメリカ市場は効率的なので、アクティブ運用が勝ちにくい市場です。
一方で、日本は非効率的であるため、腕の有るファンドマネージャーなら、市場平均に勝てます。
ひふみ投信は、リーマンショクの底値から5倍近くになっているので、立派な成績です
これはS&P500にも勝っています。

日本株だけでS&P500に勝つ。相当かっこいいと思います

ひふみ投信は主に小型株で勝負してきました。
見向きされない小型株は、適正価格から大きくずれている事があります。
適正価格を見破れる投資家ならば、価格の是正によるキャピタルゲインを取れます。

しかし、ガイアの夜明け以降、資金がどんどん流入し、資産額5億ドル(550億円)を突破しました
小型株は出来高が少ないため、自分の買いで割高にしてしまいます。
ひふみ投信は規模が大きくなってしまったので、小型株で勝負しづらくなりました

そこで、アメリカ株に手を出しました。
これには心底ガッカリしました。

日本株で勝負するからカッコいいのであって、アメリカ株で勝ってもちっともかっこよくありません
素人でもS&P500のインデックスファンドやETFを買う事で、そこそこのリターンを達成できるからです。

でも、アメリカで勝負するしか無くなったのでしょう。
資産規模800億円を誇るファンドです。
日本小型株市場では池の中の鯨です。

◇ひふみ投信の動向に注目

アメリカ株に手を出した以上、比較対象指数はTOPIXや日経平均ではなく、S&P500になります
少なくとも僕はそういう目で見ます。

アメリカという効率的な市場で、日本のプロが勝負して市場平均に勝てるのか。
勝てば相当カッコいいです。
MLBで例えればイチローになるのですから。
f:id:takeboww:20171023182257j:plain

資産規模5億ドルの壁を突破し、S&P500に勝利し、伝説となれるか。
それとも、その他大勢のアクティブ投信に成り下がってしまうのか?

その動向に要注目です。