いい男の株式投資やらないか

平成生まれのいい男が株式投資を実践するブログ

日経平均で学ぶバリュエーションは常に大事

日経平均が右肩上がりではない理由は、バブル期につけられた価格がとんでもなく間違っていたからです。

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日経平均から学べる事、それはバリュエーションがとても重要と言う事です。
日経平均のこれまでをおさらいします。

◇バブルは異常な値付けがされていた

バブルの絶頂期でつけられた価格が有り得ないくらい間違っています。

バブルの絶頂期
普通預金の金利7%
長期金利:8%
株式益利回り:約1.5%(PER 66倍)

現在
普通預金の金利:0%
長期金利:0.065%
株式益利回り:6.5%

まず、バブルの絶頂期は明らかにおかしいです。
何のリスクも無い普通預金の金利が7%あるのに、リスクがある株式の利回りが1.5%程度しかありません。

一方で、現在の、株式益利回り6.5%というのは健全な水準です。
日経平均は20年~30年かけてやっと適正水準に調整されたのです。

では、なぜ異常な値段に跳ね上がったのでしょうか?

◇圧倒的な世界第2位の経済力と低い金融リテラシーがバブルを作った

1989年の各国GDPです。3位まで記載しています。

国名名目GDP(単位:10億USD)世界シェア
アメリカ5657.7028%
日本3029.9515.2%
ドイツ1252.956.3%

出展は世界経済のネタ帳

日本が圧倒的な世界2位である事がわかると思います。
3位ドイツの約2.4倍のGDPを誇ります。
(ドイツは西と東の合計です。)

さて、日本は今でもわかるとおり、金融リテラシーの高い国民ではありません。

金融リテラシーは低いが、お金はたくさん持っている国民。
日銀の低金利政策により、するする上がる株と不動産。

預金しておくのが馬鹿らしくなったのでしょう。
金融リテラシーの低いお金持ちが、一斉に株式市場と不動産市場に押し寄せます。
そうすると、株と不動産は暴騰します。暴騰すれば更に押し寄せます。
でも、この人達はなぜ株に値段が付くのか知らないから、適正な価格とは何かというのもわかりません。
今まで上がったから、また上がるだろうという感覚しかないのです。
買ったら上がる、だからまた買う。を繰り返すわけです。

また、当時の日本企業は株式というものをちゃんと理解していません。
借金の金利より、配当利回りの方が低いため、低コストの資金調達方法程度にしか思っていなかったのです。
だから、意味の分からない増資をし、意味が分かっていないバカが買い、バブルに歯止めがかからなかったわけです。

そして、一番最後にやってきたバカが買ったその瞬間から、それ以上株価は上がらなくなるのです。

買えば上がるから買ったのです。上がらなければもう用はありません。
売るだけです。売ったら下がります。下がる前に売りたくなります。
売りが売りを呼び、あっという間にバブルがはじけてしまうのです。

バブルがふくらみ、はじけるまでの流れです。

バカがいなくなるまで、結局20年くらいかかりました。
2009年のリーマンショックで最後のバカも市場から退場し、やっと適正な価格に戻ったのです。

◇バブル絶頂期の日経平均はどれくらいが適正だったのか?

バブルのピークは3万8千円です。
適正な価格はいくらだったのでしょうか?
景気が良かったので、少し買われすぎのPER20倍としましょう。
それでも、日経平均は約11,500円です。
適正価格の3倍もの値段が付けられれば、訂正までに20年かかっても仕方が無いのかもしれません。

◇教訓

バカに支配され始め、異常な価格が付いている資産は、長期投資のリターンが散々になります。

日経平均もEPSで言えば、30年で2倍くらいにはなっていますが、投資のリターンは散々なものです。
ここから分かる事は、長期投資ではバリュエーションがとても大事だという事です。

今の米国株はやや割高だがとんでもなく割高ではないと思います。
しかし、どんどん上がった時に調子に乗って、大量に買ったりしないよう規律有る運用をしたいですね。