いい男の株式投資やらないか

平成生まれのいい男が株式投資を実践するブログ

間違いをばっさり斬る⇒日本株は右肩上がりでは無いから長期投資向かない

僕は日本株で長期のインデックス運用をするつもりはありません。
日本株が長期投資に値しないからではありません。
インデックス投資に不向きな市場だからです。
しかし、日経平均とダウ平均のチャートを、自分にとって都合の良い箇所だけを切り取り、米国株>日本株を説く人がいます。
正直、日本企業に身をおき、持株会で+149%のリターンを上げている僕から見れば、ひどい印象操作です。
はっきり、斬っておきます。

◇日経平均は右肩上がりではないから長期投資に向かないは間違い

よく、1989年からの推移を切り取り、米国株>日本株と説明して、流布している人がいます。
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これは間違っています。

日経平均が右肩上がりではない理由は、バブル期のPERが異常すぎて、
適正値段が大幅に乖離していたので、訂正に20年以上かかってしまったから
です。

決して、日本企業のEPSが成長していないからではないのです。

日本株が悪かったH1年からの30年を切り取ったグラフは、米国株投資家にとって都合の良い物にすぎません。

1950年からのリターンを比べます。

NYダウ:200→23500・・・117倍
日経平均:110→22500・・・204倍

日経平均さんの圧勝です。
円建リターンで比べると、もっと凄い差になります
為替は1ドル=360円から1ドル=114円になっているからです。

長期投資で大切なのはバリュエーションであって、今まで右肩上がりだったからではないです。
「今まで右肩上がりだったから」が理由として正解なら、「1989年に日本株に投資した投資家が、なぜ、損をしているのか」が説明できません。

つまり、1989年からの推移を見て、米国株>日本株を説くのはムリがあります。

「そんな事もわからないの?」と、日本株投資家から大いに馬鹿にされますよ?

◇米国のITバブルと日本のバブルの違い

S&P500にもITバブルがありました。しかし、訂正は3年くらいで終わっています。
一方で、日本株の訂正は20年かかっています。
それはバブルの中身が全く違うからです。

ITバブル:一部のセクターのみがバブル。他はむしろ割安だった。
日本のバブル:全てのセクターがバブルだった。

S&P500がITバブルを経ても、右肩上がりを維持できたのは、ITセクターのみのバブルだからです。
他のセクターはバブルではなく割安だったのだから、ITセクターの影響が小さくなるにつれ、S&P500全体として適正価格に落ち着いてきます。
一方で、日本のバブルの場合、全てのセクターが異常値だったのだから、全ての株式が適正価格にもどらないと、インデックスも適正価格になりません。

一部のセクターが適正価格に戻るだけでも3年かかるのです。
全てのセクターだったら、20年くらいかかってもおかしくないですよね?

◇なぜ、日本のインデックスが長期投資に向かないのか?

誤解を招かないよう、日本のインデックスと表現します。
日本株にも長期投資に向く銘柄は存在するからです。
例えば、花王です。

花王は26年増配しています。
米国株ブログに方々はグロース株を否定し、配当貴族をあれだけ持ち上げているんだから、配当貴族の花王が長期投資に向かないなんて、言わせません。

日本のインデックスが長期投資に向かない理由は2つあります。

①市場が効率的ではない
②東証の上場維持基準が甘すぎる


インデックス投資には重要なキーワードがあります。

効率的市場仮説です。

効率的市場仮説とは
株式市場は絶え間なく未来を織り込もうとし、それらは全て適正な価格。
だれも市場を出し抜くことは出来ない。
そして、リスク調整込みリターンが最大になるのは市場平均だ

という説です。これは概ね正しいという研究結果もあります。

日本の株式市場というのは欧米に比べて非効率だと言われています。
つまり、適正価格から乖離している銘柄が結構あるという事です。

インデックス投資のキーワードは、「市場は効率的で、いつ買っても、適正価格で、だれも市場平均に勝てない」でした。
しかし、市場が非効率だと、インデックス投資は通用しません
通用するのは効率的市場説が正しい時です。
つまり、日本の株式市場はインデックス運用に不向きなんです。


最近は特に、企業統治の杜撰さが目立ちます。
日本の製造業も終わりだと海外のメディアからも言われています。
神戸製鋼、日産、東芝。
不正だらけです。

米国にも不正を行う企業というのは存在します。

ただ、投資家にとって、決定的に違う点があります。

NYSEの上場基準を決めるSECは世界で一番厳しいが、東証はガバガバという点です。

NYSEの場合、不正会計をすれば、一発で上場廃止です。
上場廃止されれば、インデックス投資をしていても、不正企業に資金投入せずにすみます。

東芝なんかは一発で上場廃止されるべき企業です。しかし、未だに二部にいます。

日本でインデックス運用をした場合、NYSEなら上場廃止になっている企業に、いつまでも資金投下する事になります。
まとめると、
日本市場は非効率なため、インデックス運用に不向き
東証の基準がガバガバのため、いつまでも不正企業が上場維持される。
インデックス投資家は不正企業に資金の一部をいつまでも投資する事になってしまう。

以上から、日本はインデックス運用でBUY&HOLDすべき市場ではない

◇あんまり日本株をいじめるな

東芝みたいなクソ企業もいますが、素晴らしい企業もあります。
また、長期投資に向く銘柄も存在します。
一部がクソだからと言って、日本株全体を貶めるのは止めましょうよ。
凝り固まった価値観に縛られていると、大きなチャンスを失います。
あなた方の大好きなバフェット太郎だって、元々は日本の小型株で成功した人です。
不都合な事実から目を背け、全体を見ないのは愚か者のする事です。

関連記事です。
www.takeboww.com


揚げ足を取る人がいるので、断っておきます。
僕が以前、企業型DCで日本株は右肩上がりではないから投資しないといったのは間違いです。
ここで訂正しておきます。