いい男の株式投資やらないか

平成生まれのいい男が株式投資を実践するブログ

円のハイパーインフレには懐疑的②

膨大な政府債務を切り口として、ハイパーインフレ、超円安と結びつける人は結構いる。
それはちょっと乱暴すぎるんじゃないか?
為替は実体経済の影響を受ける。
ここでは、政府債務の返し方と、実体経済、二つの切り口から円の方向について考察してみる。

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◇政府が借金を返す方法は一つしかない

政府が借金を返すには国民から徴収するしかない。
政府の主な収入は税収であり、返済の原資は税収しかないんだ。
国民へ借金を返すために、国民の資産を奪う。
変な話だが、これしか方法は無い。
問題なのはそのやり方という事になる。
2つのやり方がある。

①強制徴収
国民の資産を強制的に奪う方法だ。
日本は新憲法が公布される前にやった事があるんだ。
預金封鎖という奴だ。
強制的に資産を奪う方法だ。
回避方法としては、ビットコインや実物資産で持つというやり方がある。
現代で預金封鎖が行われた例は、キプロスがある。
しかし、こんな事をすれば、「日本政府の財政はそんなにヤバイのか」と諸外国から思われてしまう。
そうすると、金利が上昇するので、政府は嬉しくない。
可能性としては低いと考えている

②金融抑圧
現実的な選択肢だ。
インフレを放置して、借金を薄める方法だ。
インフレ対処は利上げで行うが、これを放棄するってこった。
実質的にはインフレ税と言える。
インフレ分、国民の資産が減価するのを防ぐために金利が存在するが、
金利をゼロに据え置く=間接的に国民から資産を奪う行為になる。
金融リテラシーの低い野郎はこの事実を一生気付かない。
日本人は先進国最低の金融リテラシーしか持っていないので、
ばれずに資産を奪うのに好都合だ。

◇実体経済はデフレ圧力、円高圧力

国内の事情を見ていく。
日本は人口減少で内需が萎んでいく国だ。
これはデフレ圧力だ。
なぜかと言うと、物が余りやすい状況になり、物価の下落を招くからだ。

次に為替だ。
ここではドル円に言及するためアメリカと比較をする。
米国は人口増加国だ。
これは人口増加で物が不足し、インフレになりやすい構造だ。
もちろん、新興国のような高い人口増加率では無いから、緩やかなインフレだ。

放っておくと、インフレ率の差から円高・ドル安となる。
しかも、貿易黒字で円高圧力が常に働いている。
つまり、毎晩、童○が右手でしごくように円高になるってことだ。
日本はそれだと困る。だから、為替介入を行い、円を溶かす。
言い換えると、インフレが起きても、米国と同じかやや低い程度のインフレ率にしかならないんだ。
これは円安を意味しない。

◇改めて書くと自分の間違いに気付く

俺はかなり前の記事で、いずれ円安になるのだから、1ドル=110円で交換してくれるなんてラッキーだと思うべき。
みたいな記事を書いてしまった。この考えは浅はかすぎる。

上のシナリオだと、
アメリカのインフレ率よりやや低い程度のインフレにしかならない。
為替はボックス。

となる。

世界経済がなんの問題も無い時は、円キャリートレードの影響で購買力平価よりやや円安よりで推移する。
リスクオフで円キャリートレードの巻き戻しが起き、ドル円の底は購買力平価よりやや円高のところにある。
今とたいして変わらないという事だ。

◇ぶっちゃけ為替はどうでも良い

円のハイパーインフレ、超円安論者は結構いる。
それで、外貨を持つ事の優位性を語る。

為替はぶっちゃけどうでも良い。

大事なのはインフレ率を大きく上回るリターンを上げられる資産を持つ事だ。

米国株を持つ意味は、「円安トレンドに賭ける」ではなく、「インフレに勝てる資産を持つ事」だ。

長期の円安・円高は別にどうでも良いわ。

円安になれば輸入品が手に入るづらくなるが、輸出企業は儲る。
円高なら逆だ。
円安になったからと言って、日本が貧しくなるわけではないんだ

為替ではなく、インフレ調整込みのリターンがプラスであること。を気にするべきだ。

長期の為替トレンドは予想しても良いが、コントロールできない。
あまり気にする意味も無い。
そんな事より、株式をほいほい食うために、お金を貯めるほうがよっぽど有意義だ。