いい男の株式投資やらないか

平成生まれのいい男が株式投資を実践するブログ

1987年と酷似している。

長期金利の上昇、株式の上昇、ドル安、欧州の金利上昇。
ブラックマンデーが起きた1987年と酷似している。
この状況が加速すれば、ブラックマンデーの再来となるだろう

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◇鍵は欧州の債券投資家

欧州の債券投資家になって考えてみよう。
なるべくリスクの低い債券で運用したい投資家を想定して欲しい。

欧州で最もリスクの低い債券はドイツ国債だ
しかし、昨年までドイツの金利は非常に低い水準にあった。
他の欧州先進国、フランスもそうだ。

南欧はリスクが高い債券だ。
ドイツ、フランスの次は米国債となるだろう。

2017年当初なら、米国債は魅力的だった。
強いドルがその理由だ。
為替ヘッジコストを考えても、ドイツ国債より利回りが高かった。

しかし、米国債を買いたいなんて今は思わないだろう。
理由はドル安とイールドカーブの平坦化だ。

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ユーロドルは上昇トレンドにあり、1ユーロ=1.4ドルもありえそうだ。
為替リスクを取りたくない場合、為替ヘッジを行うが、それも微妙だ。

なぜなら、アメリカのイールドカーブが平坦化しているためだ。

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為替ヘッジは短期金利の差がヘッジコストになる。

アメリカのイールドカーブが平坦化しているため、ヘッジコストを考えれば、たいした利回りを得られない。

◇ドル安は自己強化的トレンドになりつつある

基本的にドルは安くなる。
アメリカは経常赤字、純債務国だ。

このトレンドに逆らってドルを買うにはそれなりの理由がいる。

例えば、相対的に高金利通貨である事だ。

しかし、上記で説明したように、米国債を買う理由が本当に無い。
だから、ますます、米国債は売られる。

米国債を売ったお金で投資家は何を買うか?

それはドルよりも強い物だ。

ユーロ、新興国通貨、コモディティ。

このトレンドが更なるドル安を招き、ドル安がこのトレンドをより一層強くする。

◇1987年との唯一の相違点は?

唯一違うのは、米国の本音だ。
1987年はドル安を望んでいなかったが、2018年はドル安を望んでいるという事だ。

当時と比べれば、金利は低い。
しかし、その分、PERが高い

ドイツ国債の金利上昇スピードはかなり早い。
元々、低いからというのもあるが、欧州の緩和縮小も背景にある。

ドイツ国債の金利が上がれば上がるほど、米国債の魅力が薄まり、
米国債を買う理由が無くなる。
米国債を買う理由が無ければ、金利が上がる。

長期金利がどの水準に達すると、リセッションが始まるのか?

これが今年のテーマだ。

◇まとめ

状況はブラックマンデーの起きた1987年とそっくりだ。

この状況で一番良いのは債券の空売りだろう。
金利が上がると株は上がるかもしれないし、下がるかもしれない。
ただ、はっきりしているのは、リセッションするまで、金利は上がり続ける。
つまり、債券は下落するという事だ。