いい男の株式投資やらないか

平成生まれのいい男が株式投資を実践するブログ

長期金利の上昇スピードが早いわけ

長期金利の上昇スピードがかなり早い。
これには理由がある。

◇バランスシート縮小と利上げの違い

利上げは短期金利を直接操作し、間接的に長期金利に働きかける政策だ。
バランスシート縮小は直接的に長期金利に働きかける引き締め政策だ。

量的緩和で買い入れていたのは主に長期債だ。
バランスシートを維持するため、償還された債券は再投資していた。
この対象も長期債だ。
バランスシート縮小はこの再投資を止めるという事だ。

FRBという巨大な買い手がいなくなるわけだから、長期債は下落する。
つまり、長期金利は上昇する。

長期債の需給バランスに直接干渉するのだから、長期金利の上昇スピードが過去とは比べ物にならないほど早いのは必然だ。

2018年
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2008年
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2018年はわずか半年で、長期金利が1.4倍になってる。
2008年は半年で、1.2倍になっただけだ。

◇長期金利の上昇はPERの縮小を促す。

株価=EPS×PERだ。

長期金利が上昇すれば、株式を買わずとも債券を買えば利息収入が得られる。
だから、株式市場から資金が流れ、債券を買う人間が増える。
だから、PERが縮小する。

しかし、EPSの上昇の方が早ければ、株式市場に資金が流れる。

金利が上昇する局面では株高になると説いている人がいる。
それは、過去の長期金利の上昇が緩やかだったからだ。
EPSの上昇スピードの方が早かった。

それだけだ。

例えば、不景気以外の理由で株式市場が暴落した例がある。
ブラックマンデーだ。

ブラックマンデーは利上げが原因だ。

当時の長期金利を見て欲しいが、すごいスピードで上昇している。

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もっと、恐ろしい事を言うと、これでも、2018年の長期金利上昇スピードより遅いんだ。

◇アメリカ経済は持つのだろうか

アメリカのGDPの内、70%が個人消費だ。

貯蓄率は限界に達している。

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ここから、どうやれば、個人消費を増やせるのだろう。

消費に回す貯金が無いなら、借金するしかない。
しかし、金利は上がるんだ。
金利が上がるのに借金する人はいないだろう。

つまり、消費を増やすには金利を下げなければならない

しかし、金利が下がるイベントは存在しない。

これから待ち受けるのは金利があがるイベントだけだ。

利上げ、インフラ投資で長期債の発行。

欧州も金融引き締めに向かっている。
中国はシャドーバンキングの引き締めを再度行う。

世界的に金利が上がっていくんだ。

◇対応方針

長期債ベアETFを持っていたが、リスクオフで長期債が買われ始めた。
なので、手放した。

全てキャッシュ。
幸い、ドル預金でも1.70%の金利がつく。

株式市場が崩壊するまで1年?、1年半?
それくらいかかるかもしれない。
取りに行っても良いが、50%の暴落と隣りあわせだ。
短期トレードでなければならい。
上手くできないので、撤退しておく。

長期金利の上昇にかけるなら、リスクオフで決して買われることの無い債券を売るべきだった。
つまり、ジャンク債を売るべきだった。

この経験は次に活かせば良い。
次は東証でジャンク債を空売りすれば良い。

その時まで勉強しよう。