いい男の株式投資やらないか

平成生まれのいい男が株式投資を実践するブログ

業績と株価を結びつけすぎると、判断を誤る

◇株価は思ったほど、業績と結びつかない

株価は業績と強い結びつきがあるが、
思ったほど強い結びつきではない。
株価と業績が強く連動していると思っている人は
以下の決算が出て、取引開始直後に下がり始めたとき、売却を決断できない。

マクドナルド 4Q決算

EPS:$1.71 vs $1.59(予想)
売上:$5.34B vs $5.23B(予想)


予想を上回る好決算にも関わらず、
なぜ売られてしまうのだろう?

◇需給7割、ファンダ3割

株価を決める要因の内、需給関係7割、
ファンダメンタルズ3割と言ったところだろう。
もちろん、短期的な値動きは100%需給関係なのだが。

1年くらいのスパンで見たときはこんな感じではないか。

以前、「株価=排卵、業績=生理」理論を提唱した。

www.takeboww.com


先にトレンドが出来て、決算はトレンドを肯定する内容かどうかの確認なのだ。

例えば、ある株がレンジ相場を抜けて、
アップトレンドになったとしよう。
きっかけはとあるニュースだ。

そして、決算が出る。
良かったので、アップトレンドは継続される。
この時、株価とファンダメンタルズとの乖離はほとんどない

ここからが問題だ。

世の中には、トレンド追従型の投資家がいる。
所謂、順張り投資家だ。

順張り投資家が買いを入れると、トレンドが加速する。
トレンドが加速すれば、順張り投資家が更に買いを入れる
こうやって、トレンドが自己強化される。
徐々にファンダメンタルズと乖離していき、
乖離が限界に達すると、トレンドが反転する。

これを理解してないと、好決算で売られる理由が分からない。
好決算で売られる理由は、
「ファンダメンタルズとの乖離が限界に達したと露呈したから」

これだけだ。

トレンドが反転すると、ファンダメンタルズに見合った株価より
アンダーシュートしたところまで調整する。
アンダーシュートするのは、トレンド追従型投資家が乗ってくるからだ。
次の臨界点に達し、アップトレンドへと反転する。

金融市場というのはこの動きを繰り返している。

◇決算上がらない株は売り

上で説明した動きが頭に入っていれば、
「好決算でも上がらなければ売り」
な事がわかるだろう。

PERとかPBRといった指標は個別の事情によるので、
いくらだったら良いというのは無い。

好決算でも上がらなければ、
市場は「乖離限界点を認識し、今からトレンドが反転する事を示唆」している。


税金や手数料がもったいないかもしれないが、
インデックス投資家みたいにガチホできないときもある。
それが個別株だ。
個別株は検証の連続なんだから、検証を怠ってはならない。

もちろん、「決算で上がらない株は売り」は俺のルールなだけだ。

株価よりも配当の連続性に重きを置く人は売りにはならないだろう。
そういう人はEPS成長率と増配率を比較して無理がないかを確認すれば十分だろう。

◇おまけ

ジョージ・ソロスの再帰理論をかなりはしょって説明したらこうなる。
本当はもっと複雑なのだが。
興味ある人は読んでみてくれ。

ちなみに今の米株は大規模金融緩和と
モメンタム投資により、株価がかなり押し上げられた状態と見ている。
業績は確かに良いのだが、実体経済とあまりにもかけ離れすぎた。
1月で限界が露呈し、バブルが弾けたと見ている。
(ピークのバフェット指数は1.45)

実態に見合った数字(つまりバフェット指数=1)くらいまで調整すると見ている。