オニールの成長株発掘法

グロース株投資の王道本。

今更説明不要だが、CANSLIMに関して自分なりに気を付けるポイントをまとめておく

C:Current Quarterly Earnings

現四半期の収益がその前の四半期と比べて25%増加、現四半期の売上が25%増加したか。

25%という数字でアンカリングされてしまうことがあったので書いておく。
単純に25%で切ってしまうと、今四半期は5%の伸びでも、来四半期は10%、その次は15%と業績成長が加速しそうな兆候がある銘柄を見逃してしまう
実際にあったのはオリコン(4800)だ。

売上+5%、営業利益:+30%程度の決算だったが、その後3倍になっている。決算をよく見てみると、好調な事業が伸びて、不採算事業の割合が減ることによって、次の四半期での業績成長が加速しそうな兆候があった
日本株は米国株よりも出来高と時価総額が小さいためか、成長を織り込むスピードが早い。
また、表面上は25%の数字が出ていても、好調事業はたいして伸びておらず、不採算事業がマシになっただけの一時的な場合もある。とにかく中身をよく見て、見かけの数字に騙されない事。

A:Annual Earnings Growth

年間の収益が過去3年間で平均25%以上増加したか?

これらは中型株で効果的。1000~3000億円程度。
業績が伸びているんだけども、全体相場の調整によって、株価は調整しているパターンだとしかけやすい

最近の例だとレーザーテック、ワークマン、神戸物産あたり。

小型株は黒字化だったり、売上増で反応するケースが多い。
クソ株を踏まないように営業CFを確認すること。またシクリカル銘柄は要注意

N:New product, Service, or Management

何かしらの新しい商品、サービスを販売した。もしくは新しい管理者が就任したか?

新しい商品、サービスというのが重要だが、この会社はそれらによってどのような価値を提供したいか?まで踏み込むことが必要。
IPOした年のMonotaROの株主通信がわかりやすい。

https://pdf.irpocket.com/C3064/xIVz/ydXW.pdf

  • 問題点:中小企業が割高な間接資材を買わされている
  • 原因:商社によるロット販売
  • 解決策:Amazonを参考にした間接商材ECサイト

このように会社のやりたい事が明確で、問題とその解決策が論理的に辻褄が合っている事が重要。
投資家はわかりやすいストーリーを好む

S:Supply and Demand

株式の需要と供給のバランスはどうか

これはよくわからない。チャートを見て上げている時の出来高と下げているときの出来高を比較するのが良いのだろうか?
復習してもう一度書き直そう。

L : Leader or Laggard

出遅れ銘柄ではなく、先導銘柄か?

値動きの良い銘柄の方が、比較銘柄よりも売上の伸び、利益の伸びが悪いことがある。このような時は値動きを信じたほうがうまくいく印象がある。また先導株に続いてブレイクアウトするような株は出来高が少ないため、あまり伸びない。
売上、営業利益だけではなく、B/S、CFも確認すること。先導株は比較銘柄に比べてB/Sが優れていることが多い。ROICが高い、営業利益率が高い、CCCがマイナスなど。
表面上の数字は伸びていてもCFに反映されていない株は伸び悩むことが多い印象がある

I : Institutional Sponsorship

機関投資家の保有率は上昇傾向にあるか

組み入れ投信を確認すること。あからさまに買われている銘柄があったりする。
神戸物産はいくつかの成長株投信で組み入れ比率がNo.1だった。

M: Market Direction

株式市場全体は上向きか

短期の移動平均でも確認する。マーケットが上向きでも狙っている株が逆相関の動きをしている場合、上で売られることが多い。また上向きであっても、週足RSIが70を超えるような局面では急落の可能性が高い。ただし底からの反騰局面では短期で極端な買われすぎ状態となる。
fear & greed がextream greedの時のRSI70越えは注意だが、fearなのに買われすぎの場合、相場が強いのかもしれない。先導株の方が先に下落するので、市場が好調でもクライマックストップ、寄天大陰線がいくつかの先導株で目立ち始めたら、市場急落の可能性が高い

フォロースルー直後に上放れしていく銘柄を逃さない事

2019年の場合はAmazia、オリコン、ワークマン、神戸物産あたり。
回復ラリー小休止後に上がっていったのはアイル、アイアールジャパン、レーザーテック、ジャストシステムあたり。
最後の9月ラリーで上がったのはホロン、東洋合成など。
センセーショナルな出来事(サンバイオショック)で先導株が変わることがあるが、焦ってリスクを小さくするために、損切幅を極端に狭くしない事