東洋合成はまさかの新高値更新

市場はポジティブに反応

コロナという少なくともtsmcやサムスン電子といった主要なEUVレジスト購入者にほとんど影響を与えていないものにより、過剰に慎重に見積もられた来期見通しの影響でネガティブに反応すると思っていた。
朝は前日比10%以上のGDから始まったが、垂直に上げてまさかの新高値更新。
決算を自分で判断してPTSで売らないというルールが早速役に立った

決算の詳細

のちほど個別ページを作って分析するつもりだが、簡単にみてみよう。

高付加価値化が進む

感光材セグメントはEUV領域などの最先端分野が業績をけん引し、増収、増益。
セグメント単体の営業利益率は10%を超え、高付加価値製品にシフトしているようだ。

化成品セグメントは減収、増益。
こちらも高付加価値路線にシフトしているようだ。

全体的に高付加価値路線へのシフトが上手くいっているようであり、中長期的な計画に向かって順調に進んでいるのが伺える。

減益要因は固定費増

来期減益見通しの主な要因は新工場の固定費増で+7億円を見積もっているらしい。
コロナによる需要減を見込んで新工場の稼働率を低く見積もっているのだろう。
7億円の固定増を差っ引けば、この来期見通しでも15%程度の増益となっている。

中期的には問題なしか

私は仕事柄、tsmcやサムスン電子のEUVレジスト関連の評価状況や装置稼働率を入手しやすい。
サムスン電子もEUVプロセス工程の歩留まり向上評価にかなり力を入れている。
tsmcにおいてもEUVメタルレイヤーのレジスト塗布装置はかなり高い稼働率となっており、EUVレジストの消費量は今後も右肩上がりだと予想される。
私が入手し得る情報から判断するに、東洋合成の感光材料新工場の稼働率が極端に低い状況は考えにくく、全く問題ないと思われる。

市場も直近の業績が今後も続くと判断したようだ。
半導体製造装置エンジニアとしての肌感覚と市場の認識が合っていて、一人の個人投資家として下した評価が間違っていたようだ。

レーザーテックは調整

一方でレーザーテックは調整。
決算から約2週間で20%近く上昇していたし、テクニカル的にも買われすぎ状態であった。
利益確定売りが多めに出てくるのは致し方ないところ。
ここからすぐ切り返すようならば、まだまだ上昇余地が大きいと予想される。
ここからの動きを注意深く見ていきたい。

好調持続を願う

Sell in Mayの季節だが、EUV関連銘柄に死角なしのように思える。
(ホロンはSTOP安だったが。
CD-SEMはホロン以外からでも買えるけど、レーザーテックさんの代わりはいないからね・・・
レジスト材料もそう)
とりあえずこの好調ができるだけ長く続く事を祈って余計なことをしないように努めたいと思う

5/15に追記

どうやら新工場が稼働するのは来期らしい。
そのため今年は減益決算となっている。
大事なのは来期以降の業績見通し。