NASDAQ急落も無問題
ITバブル時とは何もかも違う
NASDAQが急落した。
日中に2%以上上がって新高値を更新した後、1%以上下落したのは2000年3月7日以来らしい。
ちょうどITバブルの大天井の日以来の出来事だ。
このことからITバブルがついに崩壊すると思っている人がいるらしいが見当はずれすぎる。
なぜならITバブル崩壊中とは何もかも違う
金融政策
ITバブル時は利上げ局面であり、長期金利もFF金利も5%前後あった。
一方で、今回は世界中の中央銀行が金融緩和を実施している。
低金利で無リスク金利が下がるなか、リスク資産へのマネー流入が下がるのは考えにくい。
業績
上がっている銘柄は確かな業績が伴っている。
例えばAmazonはAWSが絶好調でFCFが年率33%のペースで増えている。
Nvidiaは売上がYoYで+40%と絶好調だ。
ITバブル時は中身が伴っていない銘柄でも上がっていたが、
中身が無い銘柄は上がっていない。
例えば同じ半導体製造装置でも東京エレクトロンとSCREENでは雲泥の差だ。

金融相場は握力勝負
ニュースは心底どうでも良い。
とあるニュースが利益確定のきっかけとなったとして、余ったお金をどうするのか?
金利がほとんどつかないんだから、リスク資産にまた投資するしかないだろう。
しょうもないニュースで売ったり買ったりする奴は税金や手数料分ロスするだけだ。
好業績銘柄を握ったらあとは握力勝負。
金融緩和中なら下げても押し目買い資金がわらわら湧いてきて結局は上がる。
多少の調整は全て無視するのが吉。