アパレル企業 飽きられたら終わり

個別の企業については別途細かく掘りたいと考えている。
が、業界全体の傾向として株価の値動きと営業利益率に強い相関があるようなのでまとめてた。

株価とPL

ファーストリテイリング

株価
PL

アダストリア

株価
PL

ワークマン

株価
PL

ライトオン

株価
PL

TOKYO BASE

株価
PL

ゴールドウィン

株価
PL

消費者に飽きられたら終わり

この業界は消費者から飽きられると終わりだ。
需要と供給が大いに反映され、需要が大きい、流行っている時は高い営業利益率を確保できる。
しかし、飽きられると在庫整理のために値下げをする。
結果として営業利益率が下がる。
ごく当たり前のことだが、こんなにも株価との相関が高いとは思わなかった。

営業利益率を維持できているのは消費者の心を掴めている証拠だ。
製品の品質、扱う商品群の専門性など、とにかく差別化ができている。
ワークマンは10%前後の利益率を維持しているし、ファーストリテイリングもそうだ。

一方で、ライトオンやアダストリアは営業利益を確保するのでさえおぼつかなくなっている。

大きくなれば効率が落ちる

大きくなればなるほど効率が良くなるモデルも存在するが、アパレル業界の場合は逆のようだ。

ファーストリテイリング

フリースブーム時には50%近かったが、右肩下がりになっている。

投資効率が明らかに落ちている。

アダストリアも同様の傾向が見られる

直営店主体の展開は立ち上がりが早いが、
店舗数が増えてくると投資の効率が明らかに落ちてくる。

一方でワークマンは10%台の値を維持している。(2004年以前はデータ取得できなかったためゼロになってる)

これはビジネスモデルの違いが関係しているのだろう。
ワークマンはFC店が大半だ。

FC店は立ち上がりは遅いが、規模が大きくなっても収益性を維持しやすい。
製品の製造や卸売りは規模のメリットも出る

敗者復活もある

ゴールドウィンは2014年から株価が急伸している。
業績も2017年ごろから拡大しており、営業利益率も急速に改善している。
流行り廃りがある業界なので、きっかけがあれば終わった銘柄でも復活がありうるのが面白い。

アパレルメーカーに投資する時の注意事項

いつまで流行が続くのか、消費者の支持を受け続ける事ができる商品力があるのか
という点が重要になってくる。
バリュー投資の場合はもちろん、グロース投資の場合も考慮が必要だろう。
ブームが続いている間は株価もプレミアムがついて高い評価を受けている。
しかし、ブームが過ぎた瞬間、プレミアムが剥がれる+業績の低下で二重の評価是正がされる。