今まで出会った投資本の中で一番有用な本かもしれない。
◇わかるものに投資する重要性
前半部分はわかるものに投資する重要性を
具体例を示して説明してる。
俺の場合、半導体業界にいるので、
半導体関連株というのが良いのだろう。
例えば、内外テック。
同社の売上の71%が東京エレクトロン向けだ。
東京エレクトロンの装置出荷動向が分かれば、
内外テックの業績も読めるだろう。
あんまり書くと色々あれなので、これ以上書かないけど。
私生活で得られる情報に基づき投資をすれば
機関投資家よりも早く仕込めると書いている。
決算は四半期に一回だが、サービスの使用頻度は四半期に一回ではない。
以下の記事を見ればわかるが、ZOZOUSEDの伸びがすごい。
嫁に聞けば、決算を見なくても気づく事が可能だった。
◇具体的な売りタイミング
以下のカテゴリ別に具体的な売りタイミングについても言及している。
高成長株
低成長株
市況関連株
資産株
ここでは詳しく述べないが、具体的に書かれているので
とても参考になる。
◇プロも結構失敗する
読んでて思ったのが、プロも結構失敗するという事。
リンチも結構失敗していて、塩漬け銘柄もあるそうだ。
しかし、6割の銘柄が上手く行けば、残りの4割が大失敗でも
なんとかなる。
良い銘柄は強気相場でどこまで上がるかわからない。
小数の大儲け銘柄がポートフォリオの成績に寄与する。
◇分散投資は重要
リンチは1400銘柄に投資していたらしい。
個人投資家の強みを活かして、ある程度集中すべきと書いてあったが、
本書を読んでできるだけ分散した方が良いと思った。
もちろん、分散するための投資は意味無い。
自分が理解できる有望な銘柄をたくさん買って、
網を広げておくという事だ。
自分が理解できる銘柄が5銘柄しかなければ、5銘柄
30銘柄理解できるんなら、30銘柄に網を張った方が良い。
これは確率の問題だ。
有望な小型成長株を分散して買い、
ファンダメンタルと値動きが良い奴に資金を多く振り分ける。
そういうイメージだろう
インデックスは大型株に左右されるので、
あんまり分散になってない気がする。
◇金貯めてリセッションになったら実行に移す
とにかく今は金を貯めて、投資銘柄リストを作る事だ。
事業内容を理解できる小型成長株の数を増やす。
もちろん、大型株でも自分の力でまだまだ成長できる株は
リストに含める。
次のリセッションで勝負をかけたい。