いい男の株式投資やらないか

平成生まれのいい男が株式投資を実践するブログ

ECB政策について考察

ECBが年内にQE終了、利上げは来年の見通しを示した。
これについて為替及び、株に与える影響を考えてみたいと思う。

◇為替はドル高

為替はドル高で反応している。

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年内までQEを行うという事は、
年内はユーロをじゃぶじゃぶに刷り続ける事を意味する。
一方で、ドルは量的引き締め中。

ドルの流通量が減り、ユーロの流通量が増える。

これはドル高・ユーロ安を意味し、
ドイツをはじめ、ユーロ圏の長期金利が下がる。

◇米株には若干プラス

米株には少しポジティブ材料となるだろう。

①米国長期金利の上値が重くなる
米債は世界中の投資家がアクセスできる。
なので、米国の長期金利は米国だけの都合では決まらない。

数ある債券の中からより実質利回り(実質金利)の高いものを選ぶ。
米国のインフレ率、経済成長率を考えると、
長期金利は3.5%程度でも不思議ではない。

しかし、米国債の次に信用がある
ドイツの利回りがあまりにも低いので、
米国債を買ったほうが良い。
特にドル高・ユーロ安なら良い。
為替ヘッジが不要になるからだ。
(為替ヘッジすると、イールドカーブの関係で微妙。)

という事で、ドイツの利回りが低い間は
米国債の利回りも引っ張られて低くなる。

②FRBが流動性を奪う代わりにECBが流動性を提供
利上げ局面が怖いのは流動性が縮小する事だ。
世界に流通するお金の量が減るため、
全ての資産クラスに下落圧力がかかり、
資金の引っ張り合いが起きる。

ECBが量的引き締めに動けば、更に流動性が縮小するところだったが、
とりあえず年内は大丈夫という事だ。
(FRBの縮小ペースの方が早いので、流通量が減るが
思ったほど早くならないという意味)

③ドル高がインフレ率を抑制
コモディティをドルと逆相関の関係にある。
コモディティ高となればインフレ率は上昇するだろう。
インフレ率の急伸は利上げ加速を肯定する。
FRBは議長会見を毎月した。
5回利上げもやろうと思えばできる。

しかし、インフレ率が下がれば、利上げペースは鈍化する。
ドル高によりコモディティ価格が下がれば、
インフレ率が鈍化、利上げペースが鈍化。
株高は続く

◇他国への影響

日本株は日経平均にはプラス
円安ドル高は日経平均の支援材料になる。
逆に新興市場にはマイナス
リスクの高い新興銘柄を買わずとも、日経平均採用銘柄を買えば良いのだから。
小型株はかなり割高に買い進められており、
逆張りが大好きな個人投資家は、小型株を売り、
相対的に出遅れている輸出系大型株を買うだろう。

俺にとっては朗報。
さっさと新興市場のバブルを崩壊させてくれと願うばかりだ

欧州株もポジティブ
ユーロ安で輸出系が伸びる

新興国にはマイナス
ドル高がつらい。

◇来年は鬼門

さて、年内には終了という事は
2019年からECBも引き締めに着手するという事だ。

上で挙げた支援材料が全て無くなり逆風になる。

ドイツの長期金利の上昇、ユーロ高・ドル安
米国債の需給の緩み
長期金利上昇から株式市場の下落
リスクオフの円高・ドル安。。。

株は今年まで。

来年上がってもそれはもう続かない。

◇まとめ

ECBのQE年内、来年利上げ

米株:ポジティブ
日本株:大型にはポジティブ
    小型にはマイナス
欧州株:ポジティブ
新興国:マイナス