いい男の株式投資やらないか

平成生まれのいい男が株式投資を実践するブログ

マネーボールのオチ

貧乏球団が勝つために過小評価されてる出塁率の高い選手を
かき集めたわけだが、それだけではない。
他にもバントをしない、盗塁をしないという要素もあった。
ランナーを貯めて長打を期待するビックベースボール戦略だったわけだ

2002年にアスレチックスは20連勝と大躍進し、地区優勝。
セイバーメトリクスを重視するマネーボールに注目が集まった。
当然、金持ち球団も同じ戦略を採るようになった。

レッドソックスが早速採用し、2004年に世界一。

出塁率が見直されたので高出塁率の選手は高値がつき、
貧乏球団は高出塁率の選手を獲得できなくなった

株と一緒だ。
ある戦略の有効性が認識されると
途端に他の投資家が群がり、
バリュエーションが高くなり
結果、有効性が消滅してしまう

次にビーンが目をつけたのは守備だ
他の選手より多くのアウトを取れる選手は
失点も多く防いでいる事になる。
平均的な選手より、失点を10点多く防いでいるとしよう。
その選手は平均的な選手より、10点多く得点しているのと同じだ。

マネーボールでは予算の関係で守備を重視しなかった。
得点力を重視していた事と、守備力の定量評価も難しかったためだ。

映像解析が進んだおかげで、守備力の定量化が行われ、
各選手の守備範囲、肩の強さなどが数値化された。
守備を重視した結果、長打が期待できる選手も減った
盗塁やバントを適切に使用するスモールベースボールに変わった。

しかし、近年では守備の分析がかなり進み、重要性が再認識された
ヤンキース、レッドソックスも守備力の高い選手を当然取ってくるだろう
そうすると守備力の高い選手の年俸は高騰し、
貧乏球団アスレチックスは別の戦略を取る必要がある。

このように厳しい競争社会、効率的市場では
あらゆる戦略はあっという間に陳腐化する。
マネーボールから学ぶべき事は
「過去の統計結果から不変の真理にベットしろ」
という話ではない

「他人がまだ気付いてないプラスアルファに
いち早く気付き、実践する事の大切さ」だ。

儲けの源泉は他人がまだ気付いてない何かであり、
皆が知っている事では儲けられない。