いい男の株式投資やらないか

平成生まれのいい男が株式投資を実践するブログ

逆イールドより先に株安が進行すると思う

 

逆イールドでも株は最後の上げがある

というツイートが流れている。
過去は確かにそうだったが、状況が変われば起きる事は違う。

理由を説明する前に伝統的な金融政策(利下げ、利上げ)と非伝統的金融政策(量的緩和、バランスシート縮小)についておさらいする

 

◇金利操作は実体経済がターゲット

金利を上げ下げする事で、実態経済のお金の流通量を操作するのが利上げ、利下げだ。
利下げをすれば、金利が下がって借り手が増え、資金がより多く循環する
利上げをすれば、その逆。
短期金利を操作することで、長期金利も金融市場を通して影響を受ける。


◇量的緩和は金融市場がターゲット


量的緩和は資産価格効果を狙った景気浮揚政策だ。資産価格の上昇によるセンチメントの変化が経済に好影響を及ぼす事を狙う。
株式は一貫して上昇してきたが、EPSが伸びたのは2017年、2018年の話で、基本的にはPERの拡大により上昇してきた。
つまり、景気が良いから株が上がったのではなく、大きな資金が流入してきたから株が上がった。
バランスシート縮小=量的引き締めで、PERが低下していく。

 

◇逆イールドは実体経済からの警告


どんなに景気が良くても、これ以上金利が上がると借りないというラインがあり、そこが長期金利の限界点で、それにも関わらず短期金利を上げ続けると、逆イールドとなる。
そうなると、銀行は誰かに貸すよりも中央銀行に預けた方が利回りが良くなる
実体経済の循環がストップし、リセッション入りする。
逆イールドは実体経済からの警告で、
金融市場は実体経済の変化を先に織り込むように動く。

 

◇逆資産価格効果によりリセッション入りする


ここからが本題。
資産価格効果により、景気が浮揚したのなら、逆資産価格効果でリセッション入りするのは理にかなってる。
過去は逆イールドが実体経済からの警告で、それを織り込み株安になった。
金融引き締めは利上げのみだった。
もっと端的に言うと引き締めの対象は実体経済だった。
今回は利上げを止めて、バランスシート縮小は続ける。
つまり、引き締めの対象は金融市場だ。
だから、実体経済の警告よりも早く金融市場が崩壊し、金融市場の崩壊がセンチメントを悪化させ、実際にリセッションとなるのはおかしい話ではない。

また、今回は少数の先導株が指数を押し上げるという展開は先に終わってる
逆イールドから株式のピークまで時間が空くが、これは少数の先導株が指数を押し上げる事により、実現される。
モメンタム投資しか儲ける方法が無くなるため、先導株に資金が集まるからだ。
ITバブルではシスコシステムズ、マイクロソフトだった。リーマン前は原油価格の高騰でエクソン、シェブロンなどが強かった。
さて、今回はどうだろう?
先導株だったアマゾン、アップルは決算ミスで沈没してる。
ビッグ5以外の株は指数への寄与が小さく先導株になれない。

以上を統合すると、

金融引き締めに抗って指数が上がる展開は既に終わっていて、故に逆イールドの株高はたぶん起こらないし、逆イールドになる前に金融引き締めに負ける方が可能性としては高いんじゃないかと思っている。

 

◇ポジション


今のところ、ロングはモメンタム投資
を継続してる。
小型グロースなら個別の材料でまだ上げが継続するようだ。
並行してショートもしてる。
上下両方ともにトレンドフォローしてる格好だ。
時間の経過と共にロング側で乗れる株がさらに少なくなっていき、最終的にはショートのみになるのだろう。
深い事はあまり考えずにトレンドフォローを継続していき、ショート側のエントリポイントを逃さないようにしていきたいと思う。