いい男の株式投資やらないか

平成生まれのいい男が株式投資を実践するブログ

大化け株分析 番外編 配当貴族編

リクエストがあったので、
配当貴族銘柄の2009年からのリターンランキングを調査した。
ちなみに配当込みリターンではなく、単純な値上がり率。

配当貴族値上がり率ランキングTOP10

ティッカーセクター増配年数配当利回りリターン
AOSIndustrials251.85%2129%
SPGIFinancials451.06%1691%
CTASIndustrials361.11%1591%
SHWMaterials400.88%1291%
AFLFinancials362.196%1265%
ROPIndustrials260.65%1016%
LOWConsumer Discretionary562.05%990%
VFCConsumer Discretionary462.44%962%
PPGMaterials471.86%957%
SWKIndustrials512.19%858%

10倍株も一応あった。
そのうち2つは10年前は配当貴族ではなかった。
10年前も配当貴族という条件を付けると、10倍株は7つ。

セクターは、金融、工業、一般消費財、素材

現時点の配当利回りとリターンの相関

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当たり前だけど、現時点の配当利回りと
現在のリターンには負の相関がある。

配当利回りが高いという事は株式市場から評価されていない
10年も強気相場が続いて、高配当になっているという事は
よっぽど魅力がないと思われている。(良いか悪いかは別にして)

増配年数とリターンの相関

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弱い負の相関関係にある。
これも当たり前の話。

利益余剰金は次の投資に使うか、
株主に還元するかの二つの選択肢がある。
これらの企業は成長のために使うより、
株主に還元した方が株主にとって良いと判断して
配当を行っている。

要は成長余地があまりない

株価=EPS×PER。
PERには期待値という側面がある。
EPSが成長している時はPERも高くなる。

EPS成長に伴って投資家の期待を集めるパターンが最も効率が良い。
例えばEPSが4倍、PERが2.5倍で合わせて10倍といった具合に。

増配年数の多い企業は成長が加速する要因があまりないため、
PERが押し上げられない。
市場平均並みにPERが変動するだけだ。

バリュー投資は簡単ではないよ

お堅い銘柄で、割安に放置されている株が
ミスマッチなのか適正価格なのかわからない。

金融危機の底付近でPBR 0.3の株があり、
うわー安い!と思って拾って、思惑通り市場が回復しても
PBRは0.5になるだけで、1になるとは限らない。
10年たってもPBRは0.5のままなんて事もありえるのだ。

PER5倍、PBR0.5倍という数字そのものに意味はなく、
PERが5→15、PBRが0.5→1.5となるカタリストがあるかどうかが重要
だ。

大多数の市場参加者が見つけてないカタリストを見つけて、
自分の先見性と正しさを市場に見せつけるのが
バリュー投資だが、玄人向けの投資だと個人的には思う

しかし、上の2つのグラフから言えることは、
割安な株は割安なまま放置される傾向があり、
古い企業ほどリターンが低くなるという事だ。

中身を見て株価が上がるストーリに投資しなければ、
バリュートラップに引っかかる。

少なくとも1つだけ言えるのは
株価指標という表面的なものを見るだけでは
バリュー投資は成功しない
という事だ。