理想の形

2020-07-23

 技量に自信が無いという理由で現金を郵便局からうつさなかったおかげで生き延びる事が出来た。コロナショックを経験したことでやりたい形がぼんやり見えてきたので残しておく

3年で3~5倍程度を狙って順張り

自分の中で理想だと思えるやり方は、順張りで買って3年くらいで3~5倍程度になったところで売る。これを何度も行う事で15~20年で最終的に投資元本が20~30倍程度になる。
このようなスタイルが私の性格を考えると理想的な気がする
長期投資のバリュー投資家なら10年で20倍、30倍、最高のケースで100倍となる株を掴むことも可能だろう。
しかし、その間に40%を超えるドローダウンを受け入れなければならない。
その40%のドローダウンを耐えるメンタルを持ち合わせていない事がはっきりとわかった。
40%のドローダウンを受け入れない代わりに、一度の取引で得られるリターンも下がる。
底値から10倍になった銘柄があるとして、自分のやり方だと2倍になる取引を2回行えれば良い方で精々4倍にしかならない。
ただ、それでも良いと思う事にした。
それが下落トレンドで株を持たない代償だ。
もちろんレーザーテックやコスモス薬品のように、自分の本業と密接に関係しており、事業内容が良く理解できる株や自分の生活の中に完全に溶け込んでいる銘柄は恩株として長期期間保有するのも全然OKだ。
でも、この銘柄での負けは無いという状況になって、かつ、良く理解しているものに限る。

回転率の高いトレードは無理

数年で倍と言わず、3か月で倍になる銘柄もあるが、そのような銘柄を何度もトレードして勝ち続けるのは難しいし、試みるだけでも大きなストレスになる。
具体的には理想的な上抜けで買って天井付近で売り抜けるというのを何度も繰り返さなければならない。
天井で売るという意識を持つと必ずと言ってよいほど早く売りすぎてしまう。
少なくとも私の精神構造だとそう。
上昇過程で急落する場面というのは何度もある。
そのたびに売っていたら、わずかな利益しか出ないだろう。
ブレイクアウトの勝率は30%くらいなので、3:1のリスクリワードでも手数料込で赤字になる。
20%前後のドローダウンは受け入れつつも、数倍を目指すつもりで保持するつもりがちょうど良い。 

ファンダ分析はバリュー投資と同じ

ファンダメンタルズ分析はバリュー投資と同様な方法で行うのが良いと思った。
ここでいう同様の方法とはDCF法だ。
本物のバリュー投資家は成長性も加味して価値分析をするので、買う銘柄は必ずしも低PER、低PBR株とは限らない。
DCF法の価値算定で大きな割合を占める項はFCF^(永年割引率-永久成長率)の部分だ。
割引率が高くても成長率が高ければ価値はそれだけ大きくなる。
私がやりたい事は成長株のモメンタム投資になる。
誰がモメンタムを維持してくれるかというと機関投資家になる。
株価が新高値を更新し続けても、それでも安いと思って継続して買う機関投資家がいないと数年で数倍になる銘柄にはならない。
機関投資家は説明責任があるので、おそらくバリュー的なアプローチをメインにやっているだろう。結局のところバリュー投資家と買いたい銘柄は同じになる。
妥当な割引率設定を行う事がバリュー投資家にとっては重要になるが、経験も浅い私が妥当な割引率を設定できるとは到底思えない。
しかし、成長率と根拠となる情報は決算資料にちゃんと載せてくれている。 

  • どの事業が伸びていて寄与はどの程度なのか?
  • 営業CF成長>>投資CF成長なのか?
  • 競合と比べてどうなのか? 

FCFがどのようなスピードで成長するかというのは妥当な割引率設定よりもできそうだ。
仮に成長が見込み違いだった場合でも、個人投資家なので逃げ足は速い。
機関投資家が買う成長株はおそらく以下のような特徴を持っている。

  • 成長率が高い
  • 競合に対して何らかの強みがありる
    • 具体的に説明できたり、BS/CFに数字として表れている
  • 少ない設備投資でも営業CFを成長させることができる。
  • 社会の構造変化をもたらす新サービス、新製品を持っている。
    • 高い成長率を維持しつつ高い付加価値創造力を有している 

本当は20倍、30倍を目指したいけど、途中のドローダウンを耐えるメンタルも持ってないし、価値算定のやり方も不十分なのは重々承知しているけど、テクニカルと個人投資家特有の逃げ足の速さを活かしてなんとかしぶとく生き残ってやるこれがもう一つの側面かもしれない。  

PERは買いの判断に一切使用しない

PERは過大評価された欠陥指標だと個人的には思っている。
Amazonのような大化け株を投資対象から外してしまう手法は何かしら欠陥があると考えざるを得ない。
PERを根拠に使う投資家は長期間のPER推移を見て、レンジの低いところで買って高いところで売る。
株価チャートによる売買を否定しながら、株価とEPSから算出されるPERの長期チャートを用いて売買を行うのは大いなる自己矛盾を抱えていると言わざるを得ない。
自分のしっくりくるやり方はPERを期待値として見る方法で、上昇初期と比較してPERがどんどん拡大していると期待が高まりすぎてると思って警戒するというものだ。
20程度の大化け株を分析したところ、上昇初期と比較して2~4倍程度になっている。
どこかの時点でEPSの拡大よりも株価の上昇が早くなり、PERが切りあがって天井を迎える。
上昇開始時点でのPERは7倍の時もあれば38倍の時もあるし、100倍のときもあった。
過熱感判断には使えるが、高い、安いには使えない。
同じ銘柄でも市場全体の状況によりPER15倍が高いと判断されるときもあるし、安いと判断されるときもある。
そのような曖昧なものに価値の根拠を求めてはダメだ。