エスプール分析

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財務諸表

バランスシート

売上、営業利益

キャッシュフロー

障がい者支援サービスで大きく成長

エスプールは人材派遣サービスおよび障がい者支援サービスの農園運営を行っている。
2013年ころからの同社の営業利益成長の大半はこのサービスがもたらしている。

同社の社会的使命は雇用の創出と位置付けているらしい。
企業の障がい者雇用にたいする意識が高まりにより、身体障がい者の雇用が進む一方で、
知的障がい者雇用の雇用の場の確保が難しいと考えている企業は多いようだ。
そのなかで同社の農園が注目を浴びているらしい。

マクロ環境を見ると日本は少子高齢化で労働人口の減少が大きな課題となっている。
そのようななかで1億総活躍社会を政府は目指している。
我々の定年はもしかしたら75歳かもしれない(勘弁してくれ)

同社の農園は障がい者のみならず、シニア世代の雇用も創出している。

ビジネスソリューション事業の主な収益源がこの障がい者雇用支援サービスなのだが、
粗利がかなり高いらしく、営業利益率は30%を超えている。
それだけ社会的に必要とされているサービスなのだろう。

売上ベースでは7割が人材派遣サービスなのだが、利益ベースだと半分がビジネスソリューション事業になっている。

経営陣の思い切りの良さ

現在は二つの事業で売上の87%を占める。
しかし、2012年までは他の事業もあった。
システム開発を行うシステム事業
人事研修、コンサルティングなどを行うパフォーマンスコンサルティング事業
である。

とくにパフォーマンスコンサルティング事業は2011年時点で売上4億円、営業利益7000万円と
同社の中でもそれなりに貢献していた事業(全体の売上の25%)だがばっさりと切っている。
2012年から株価は100倍になっているのだから、正しい判断だったのは疑いようがない。
リソースを得意分野に集中させるために他の事業を切れる判断、しかもその時点で儲かっている事業を切る。
なかなかできる判断ではないだろう。
コンセプト破綻しているモジュール開発をいつまでも引っ張っているどこかの社長に見せてやりたい。
と、このように同社の経営陣は明らかに優秀だ。

リソース集中は大躍進のきっかけになるかも

いくつか大化け株を見てきたが、リソースを得意分野に集中させるというのは飛躍のきっかけになる。
少ないリソースで他社と似たような事をやっても、自分たちより規模の大きな会社には勝てない。
だからこそ、強みを活かして他社がやっていない、できない、独自性のあるビジネスを展開する必要がある。