シスメックス 大化け株研究

医療機器メーカー
株価は2001年から2018年にかけてピークで30倍以上になっている。
検体検査機や検体検査試薬に強い

株価の推移

ITバブル崩壊からライブドアショックまで

ITバブル崩壊後、NASDAQがようやく底打ちするのが2003年。
順調に海外事業を成長させている。
海外事業の売上が国内事業を超えたのが2004年、このあたりで株価も大きく上昇している

ライブドアショック~リーマンショック

業績自体は悪くないが、2006年あたりから株価が頭打ちに。
この時点での時価総額は2300億円程度。
2007年サブプライムローン、2008年リーマンショックと海外発の金融危機が起きる。
シスメックスは海外売上比率が高いためか、海外発の景気後退が起きると、株価があがりにくい傾向にある。
2005年から2006年にかけての上昇はPERの拡大によるところが大きく、成長性に対して割高と判断されていたのかもしれない。

リーマンショック~アベノミクス開始

リーマンショック後、株価はわりとすぐに最高値付近に戻ってくる。
このあたりはさすが優良企業といったところ。
しかし、景気の悪化で業績は踊り場になっており、上値を買う投資家はいない模様。
2012年3月期予想は久しぶりの二桁増益予想。
それでも株価は上がらない。
しかし、アベノミクス発動とともに、2QでYoYで30%の増益決算を出す。
そこから株価は上に走っていく。
3Qが一桁増益だったためか、失望売りが出るかが下値拾われ、すぐに最高値更新。
2013年5月まで一直線に上昇

チャイナショックとブレクジットとトランプラリー

2014年は市場全体が踊り場になっていたため、シスメックスの株価も横ばい。
シスメックス自体の業績は良く、10%台後半~20%台前半の増収率。
営業利益は40%~80%台の増益。
2014年3月期の通期決算を受けて、新高値更新。
予想は10%前後の増収増益と強くないが、実績ベースで23%の増収、63%の営業増益。

2015年半ばから2017年にかけては調整局面。
チャイナショックでかなり下げる場面もあった。
減収減益基調だったが、金融緩和の支えもあり日経平均は戻る。
シスメックスの株価も持ちこたえる。
2017年2Qに四半期ベースで10%台半ばの増収増益決算と上方修正。
株価は上昇トレンドへ転換

量的引き締めとコロナ禍

2017年の業績は好調だったものの、2018年にはいってから2四半期連続で減収減益決算。
チャイナショック時は金融緩和による株価は支えられたが、減益決算で金融引き締めに勝てず下落。
最大で50%程度の下げ。
2017年のトランプラリーもEPSの成長よりもPERの拡大に頼るところが大きく、減益決算で期待がはがれ大きく下落したのだろう。

年間業績まとめ

まとめ

医療機器メーカー大化けの法則。

  • 国内から海外に成長ドライバを移す。
  • 海外>国内となると株価が大きく伸びる。
  • 高い付加価値を示す営業利益率の高さ
  • 金融緩和中は多少の悪決算も見逃される。
  • 金融引き締め中の悪決算は許されない