ワークマン分析

2020-07-14

ワークマンを分析してみた。
ワークマンは流行りのアパレルだが、もともとは作業者向けに特化したアパレルだった。
機能性が良いので、一般用途でも使えるんじゃない?という事で流行ってる。
ワークマンの売上は各店舗への商品売り上げとFC収入で成り立っている。
面白いのが売上の一部ではなく、利益の一部を徴収しているところだ。
オーナーにとって一番しんどいのは立ち上げ初期の軌道に乗ってない頃で、この時期はどうしても利益が出ない。
初期は本部による指導もあるし、利益が出始めてから初めてFC料を取るのはかなり良心的な会社だろう。
コンビニ業界と大違いだ。
前置きが長くなったが、数字をみる

株価

財務諸表

PL

売上ではなく営業総収入となっているのは、ワークマン本体の収入を表しているからだ。
各店舗を合算した売上ではない事に注意いただきたい。

BS

CF

2016、2017はFCFが大幅なマイナスになっている。
これは定期預金へ預け入れしているためで、実質的なFCFは大幅なプラスだ。

既存店売上

2017年以前は100%前後で安定しているが2018年から既存店売上が伸びている

詳細

FCのビジネスモデルは強い

財務面を見てみると、恒常的にFCFが大きく出る非常に優良なビジネスモデルであることが分かる。
投資CFが小さく大きな借金をする必要が無い。
ほぼ無借金経営だ。
近年は営業利益率の向上とともにROEが伸びている。
レバレッジの効果ではなく、商品の付加価値向上によるものなのが素晴らしい。

営業収入の内訳をみると商品の売り上げが70~80%だ。
各店舗はワークマン本体から商品を買い、マージンをつけて消費者に売る。

ヒット商品による知名度アップで新たな成長ステージへ

2017年ごろから既存店売上高前年比率が伸びている

2018年の会社の資料を見てみるとPB商品が伸びている。

猛暑の影響で空調ファン付き作業服が伸び、メディアの露出が増えた事で成長が加速している。

株価も2018年ごろか急激に伸びており、このころに買っても5倍だ

自社の強みをしっかり把握しているのも良い

知名度が上がったことにより新たな成長ステージに入ったようだ。

品質の良い製品を作っていて優良なビジネスモデルを持っている会社がヒット商品を出す。
そうすると成長速度がひとつ上の次元になり、新たな成長ステージに入る。

次の成長をどこに求めるか?

既存店売上前年比も120~130%と持続可能なレベルであり、ユニクロのようにブームの反動減が心配されるレベルではない。
また、ワークマンプラスという新しい形態で新たな顧客を獲得しようとしている。
未出店の都道府県があるし、国内開拓余地はまだある。(宮崎県がガン無視されててワロタw)

ユニクロの例なら、国内開拓が飽和した段階で海外展開だが、どうだろうか?

まとめ

質の良い製品を作っており、優良なビジネスモデルを持っている会社が何かのきかっけでヒット商品を出すと、新しい成長フェーズに入る。
自社の強みをしっかりと把握している経営陣ならば、勝負する領域も間違えない。
流行りだしてから買っても結果的には間に合っているわけで、世の中の流行を見逃さないようにしたい